液晶ディスプレイ+スマホでお手軽大画面Zwift環境を構築した
ローラー台は買ったけど短時間やるだけで、もっぱら外を走るのが好きなんですが、寒い時期になってきたので液晶ディスプレイ+スマホでお手軽大画面Zwift環境を構築してみました。
公開日: 2021.11.28
用意したもの
DELL 23インチ 液晶ディスプレイ E2316Hf
手頃なものがたまたまあったので、中古で3,200円で入手。こいつのネックは、入力がDisplayportとVGAのみというところで、HDMIがないので価格が安かった模様。
液晶の質は高くないけど、細かい文字を読んだりする作業ではないので特別気になりません。今まで9インチタブレットでZwiftをやっていましたが、23インチサイズになればきっと没入感が高まるはず。
uni タイプC DisplayPort 変換ケーブル
ZwiftはVGAでもプレイできると思うけど(試してはいません)、後々の汎用性を考えたらDisplayportを使いたいということで、type CからDisplayportに変換するケーブルを購入しました。Amazonのブラックフライデーで1,385円。
ディスプレイの値段を考えたらケーブルにこの値段を出すのは嫌だったんですが、まあ、他にも使うことがあるかもしれないということで。
uni タイプC DisplayPort 変換ケーブル | Amazon
合計4,600円くらいで大画面のZwift環境が手に入ったと思えば安いもんでしょうか。
プレイ環境
USB type Cのスマホ
YoutubeのZwiftプレイ動画などを見ている、みなさんMacBook Proとかでプレイしているのをよく見ますが、画像処理も大して重くないのに電力大量に使うマシンを使うメリットはないので、スマホにします。RGT CylingとかはGPU搭載PCでやるとキレイですけどね。
自分はいろんなスマホを使うのも趣味の一つなので、type Cのスマホを使うことにしたんですが、type Cがあればどのスマホでもディスプレイ出力が出来るというわけでもなく、「DisplayPort Alt Mode(オルタネートモード)」に対応している必要があるようです。
うちは、なぜかDisplayPort Alt Modeに対応しているSnapdragon 835世代のスマホが3台もあるので、そのうちの一つをZwift用としました。
ローラー台
ローラー台は1年前に買ったMINOURA・FUKAYAのSWフレームオリジナルAMTユニットセットです。スマートトレーナーではないので、スピードセンサーで仮想パワーでプレイします。
MINOURA・FUKAYAのSWフレームオリジナルAMTユニットセットは、負荷ユニットがLR341のものなんですが、一応Zwiftのローラー台一覧に入っているため、Zwiftアプリからローラー台を設定できます。
XOSSスピード・ケイデンスセンサー
Aliで1年前くらいに1個880円くらいで特売してた時に買ったセンサーで、こっちも1年くらい使ってますが、全然壊れず電池持ちも良いです。Bluetoothのスピードセンサーとしても使えますが、うちにあるGalaxy S8はANT+に対応しているので、ANT+でZwiftにちゃんと認識されています。
BluetoothよりもANT+の方がペアが速いので、もうBluetoothでは使いたくないですね。
Zwiftはスピードセンサーでプレイすると仮想パワーになるので、15〜20%くらい低くデータが出てしまうんですが、レースに出るわけではないので良しとしています。
大画面のメリットはあるのか?
数値系が読みやすい
Zwiftの仮想空間の没入感を目当てにディスプレイを導入したんですが、意外だったのが文字系の読みやすさです。特に右側の「付近のZwifter」の数値のは抜群に読みやすくなりました。スマホであのサイズの文字を読むのは無理ですね。
ただ、大きい分、ディスプレイがロードバイクに近すぎると、数値を確認するのに首を振る必要が出てくるので、ロードバイクとディスプレイとの距離の調整が必要です。
Zwiftの没入感はまあまあ、実写はすごい
23インチという微妙なサイズだからか、思ったよりも没入感は高くなりませんでした。もちろん、タブレットやスマホと比較したら、数倍は没入感があるんですけどね。
Zwiftよりも没入感があったのが、Youtubeの実際のヒルクライムをだだ流ししているトレーニング系動画。これはかなり没入感がありました。
23インチディスプレイだと、ちょうどハンドル幅くらいがディスプレイサイズなので、ディスプレイマウントのカメラで撮影した動画(画面の両端にSTIレバーが映ってる動画)は特に没入感がすごいです。
このあたりは遠近感が原因なのではないかなと思います。
大画面のデメリットは?
ディスプレイの角度調整が難しい
これまではタブレットをロードのハンドルに取り付けてプレイしていたので角度はある程度好きなようにできましたが、液晶ディスプレイは上下の首振り角度があまり広くないので、バッチリの台がないとかなり見づらいです。ディスプレイアームが欲しくなります。
スマホの画面出力だと、画角がおかしくなる
スマホの画面出力は、基本的にミラーリングなので、ディスプレイ解像度がスマホのものになります。Zwiftは横フル画面アプリなので、ワイドディスプレイには向いていますが、最近のスマホはどんどん縦に長くなっているので、16:9のディスプレイだと、上下に黒帯ができます。その分、表示サイズも小さくなってしまいます。