dhb メリノウールのサイクルジャージレビュー
「冬の投資すべきジャージ」と呼ばれるメリノウールのジャージ。今回は、Wiggleでdhbのメリノウールのサイクルジャージを格安でゲットできたのでレビューします。
公開日: 2022.3.20
買ったアイテム
- dhb - メリノ長袖ジャージ
- dhb - Trail メリノ半袖ジャージ - M (130)
長袖は冬用ジャージで、半袖は夏用のようでCOOLMAXという透湿性の高い素材をブレンドしたジャージになります。
薄いのに寒くない
届いてみて驚いたのが「薄くてペラペラ」ということ。冬用のジャージはある程度の厚手のものが多いですが、dhb メリノ長袖ジャージについてはペラペラです。見た目だけなら超絶寒そうなくらい薄いです。
しかし、実際に気温18度くらいで走ってみると、インナーに半袖をきていてもちょっとポタリングくらいでじんわり汗をかくくらいで、見た目とは全く違います。この感じだと、しっかりライドをするなら半袖インナー + メリノ長袖ジャージで十分な気がします。
ただし、メリノ長袖ジャージは「暖かい」とはちょっと違います。冬場で暖かいというと、サイクルジャージならソフトシェルとかの防風・フリースジャージだと「暖かい」という感じですが(走り出すと暑いレベル)、メリノ長袖ジャージについては「寒くない」という感覚。
風は通すし、生地も厚くないので、走り出しは寒い。ウィンドブレーカーやジレが必須です。ただ、走り出して10kmを超えたくらいで身体が暖まってくると、ペラペラなのに全然寒くない、不思議な感覚です。
ただ、あくまで「寒くない」であって、ウールのニットやダウンジャケットのような「冬でも暖かい」というのを期待するとがっかりします。冬でも暖かいのはソフトシェルの長袖ジャージですね。
半袖の方はMTB向けなんですが、ベースレイヤーとして使う前提で買ってみました。こちらはメリノ長袖ジャージよりもさらにペラペラですが、普通の透湿系のインナーよりも暖かいので、単体でもベースレイヤーでもどちらでも使えるイメージで、かなり重宝しそうです。
メリノジャージはレイヤリングに「ちょっとした暖かさ」を追加するのに便利
ロードバイクでは、服装はレイヤリング(重ね着)をすると良いとされていますが、メリノジャージはメインレイヤーを暖かくするという使い方で便利な気がしました。
ソフトシェルだと、レイヤリングというよりかはソフトシェルをベースに「インナーを薄くして調整」というイメージになりますが、メリノジャージはジャージ自体が薄いのに暖かいので、「普段と同じレイヤリングで、寒い日にメリノを選ぶと対応温度が広がる」というイメージでしょうか。
暖かい日は通常のレイヤリングにメリノジャージを入れて、ウィンドブレーク用のシェル系をなくす、寒い日は身体が温まるまでシェルを着て、暖まったらシェルを取るという運用になりそうです。
メリノジャージはコスパは悪くない
寒い日のライドを快適にする方法として、メリノのベースレイヤーやジャージが良いとされますが、防寒という観点ではペラペラのジャージに1万円をかけるのはちょっとコスパは悪いなと思いました。
防寒ではソフトシェルジャケットはかなりコスパがよくて、しっかり風を防いで中も暖かいので、10度を切る気温ならメリノジャージよりもソフトシェルの方が活躍しそうです。0度近いなら、メリノジャージ + ソフトシェルで相当暖かいと思います。
10度以上になるとソフトシェルだと厚くなってしまうことがあるので、メリノ長袖ジャージをメインにすると良い感じです。
そう考えると、メインのレイヤーとして0〜20度くらいまで対応できるという点では、コスパは悪くないと言えます。