ロードバイク

やってみたらわかった「ロードバイクをバラ完」する楽しさ

ロードバイク歴1年ちょっとの初心者が「ロードバイクをバラ完」やってみたので、楽しさについてまとめました。

公開日: 2022.3.14

好きな方向に仕上げられる「自由度」

ロードバイクの買い方としては完成車と呼ばれる最初から全てが組み上がっているケースがほとんどです。完成車はすぐに乗れるという楽さと最初から完成度が高いというメリットがありますが、逆に自由度はあまり高くありません(もちろん、自分で全部組み替えれば良いのですが、それもほぼバラ完と言えます)。

その点、バラ完はベースとなるフレーム・フォークを基準に自分で他のパーツを全て揃えるので、圧倒的に自由です。

  1. ハイエンドコンポで高級バイクにする
  2. 中古パーツで格安で組む
  3. そのフレームのベース車と同じ感じにする

どんな方向にも組んでいけます。

最初から「自分色」

ロードバイクはユーザー人口がそこまで多くないので、「ロードバイクが被った」というのはあまりないかもしれませんが、それでもバラ完で組んだロードバイクは、パーツの選定やカラーの選び方など、全て自分で決めるので、最初から自分色です。自分のロードバイクへの愛着も高まります。

また、パーツの互換性をある程度考えて組んでいけば、ロードスタイルからグラベルスタイルへの変換も比較的ローコストで出来ることもあります。

「徐々に組み上げていく」楽しさ

最初から完成している方が好きな人もいるかもしれませんが、もしすでに一台ロードバイクを持っているなら、二台目をバラ完にするのは結構オススメです。

パーツを揃えながら、自分の部屋で徐々に組み上がっていく愛車を眺めるのはなんとも言えない満足度があります。

もちろん、走るのも好きだけど、ロードバイクをカスタムしていく「大人のミニ四駆的な要素」も好きな人にはぴったりです。

ロードバイクの仕組みが理解できる

バラ完をするということは、各パーツの組み付けからシフトやブレーキの調整まで自分でやるので、嫌でもロードバイクの仕組みが理解できます。

幸い、ロードバイクはそこまで複雑な仕組みの乗り物ではないので、初心者でも機械系が苦手な人でもバラ完で組み上げることは出来ると思います。

ロードバイクの仕組みが理解出来ると何が良いかというと、トラブルに強くなります。組んだ時と違う音がしたり、ちょっと挙動がおかしい時に、どこがおかしいのかの見当もつきやすくなりますし、正しく組めていれば修理屋調整するのも気楽に出来るようになります。

コスパが良い場合も

全て新品パーツで揃えると完成車の方がコスパが高いことは多いですが、中古パーツなどをうまく使うと完成車よりもかなり安く買えることもあります。

自分が組み上げたカーボンロードは、中古完成車(ティアグラ組)の相場が7万円くらいの車体でしたが、現在は105とアルテグラのMixコンポ(中古パーツと新品パーツ混在)、ホイールはシマノのミドルグレードホイール、その他パーツもノーブランド品はなしで、7万円くらいで組めています。

完成車の重量が8.9kg(ペダル抜き)ですが、自分のバラ完ロードはペダル有りで7.9kgと、1kgも軽量化が出来ています。

中古の完成車でも8kgを切るロードバイクは10万円オーバーがほとんどなので、半額くらいで組めていることになりますね。こうなるとコスパがかなり良いと言えます。


「ロードバイクをバラ完」する楽しさについてまとめてみました。

やる前までは、Youtubeとかで動画をみて出来るかどうか心配になっていましたが、やってみれば意外と出来るものです。

工具を揃えたりと、パーツ以外にもコストはかかりますが、工具はあれば自分でメンテナンスもできるので、メンテナンス費用と思えば安上がりです。