ロードバイク

フレーム素材の「Kinesium(キネシウム)」ってなに?

フレーム素材の「Kinesium(キネシウム)」について調べてみました。

公開日: 2022.2.3

「Kinesium(キネシウム)」はKinesis UKの商標でアルミ+チタンの合金

PROBIKEKITを覗いていたら、Kinesis UKのフレームがあって、フレームがKinesiumとありまして。

KINESIS 4S DISC FRAMESET

何かと思って調べてみたのですが、「Kinesium」はKinesis UKの登録商標で、アルミ+チタンの合金のフレームだそうです。

KINESIUM is based on 6061 Aluminium but has more Titanium in it's composition, giving it improved hardness and tensile strength over 7005 with greater fatigue resistance. (キネシウムは6061アルミニウムをベースに、より多くのチタンを含んでいます。そのため、7005よりも硬度や引張強度が向上し、耐疲労性も向上しています。)

アルミベースでアルミよりも強度が高く、アルミみたいに低価格になるのがメリットのようです。

アルミの中では6061番が定番で、より強度の高いのが7005番、さらに強度が高くて軽量な7046番というのがあるそうですが、Kinesiumは7005番よりも強度があって、7046番ほどではないというイメージでしょうか。

「Kinesium(キネシウム)」のメリットは?

「Kinesium(キネシウム)」のメリットは、アルミなのに硬いという点でしょうか。あとは、カーボンフーレム全盛のなかで、クラックリスクが低いアルミで、フレームセットで1.8kgくらいという軽量に抑えられるのもメリットなんでしょう。

アルミフレームはミドルグレードだと2kgくらい、カーボンフレームでも重いものは1.8kgくらいあるので、ちょっと重いカーボンフレームと同じでアルミ系の強さを持っていると考えたら、メリットではありそうです。

ちょっと良いアルミフレームを探しているならアリ

自分は、普段乗りがアルミロードで、サイクリングやトレーニングはカーボンのロードバイクも乗っていますが、軽さや走りはやっぱりカーボンが好きです。ただ、ちょっとしたことでもクラックが入ってしまうのがカーボンフレームで、取り扱いに慎重にならなきゃいけないのは、普段使いでは嫌なんですよね。

駐輪場でぶつけられたりしますし、ちょっと立てかけておいたら倒れたなんてこともあります。それだけでもカーボンだとクラックリスクがあります。

その意味では、ある程度雑に使ってもクラックの心配が少ないのであれば、Kinesis UKの「Kinesium(キネシウム)」フレームはありだなと思いました。