Mavic KSYRIUM SL 25 Disc(2021年モデル)を購入
Mavic KSYRIUM SL 25 Disc(2021年モデル)を海外通販で購入したので、購入動機や付属品、各パーツや重量チェックなど簡単なレビューをします。
公開日: 2023.2.2
Mavic KSYRIUM SL 25 Disc(2021年モデル)のスペック
Mavic KSYRIUM SL 25 Discというモデル名では日本では販売されていないようで、2021年モデルのMavic KSYRIUM SL Discが当該モデルだと思われます。
Mavicは現行モデルではKSYRIUMがアルミホイール、COSMICがカーボンホイールというラインアップになっていますが、アルミホイールの最上位モデルがSLです。
現在のMavicの公式サイトによると、前後で1,575gとなっています。アルミホイールとしてはかなり軽量です。
- Pair : 1575 grams
- Front : 723 grams
- Rear : 852 grams
ちなみに、2021年にMavic KSYRIUM SL Discが発表された際のレビューサイトを見ると、1,550gという重量で紹介されているところがほとんどです。
Mavic KSYRIUM SL Disc自体は2022年も継続モデルになっているようですが、25gの差はどこからでてきたんでしょうか。
購入動機
まず、現在のグラベルロードバイクのホイールは、Bontrager Paradigm SLで、前後で1,870g。
本当はPROBIKEKITのブラックフライデーで格安で買ったフルクラム・Racing 700 DBを軽量化に使おうと思っていたんですが、訳あって返品したので(商品違いだったので、完全送料無料で返品・返金できました)軽いホイールを探していました。
検討時に候補に上がっていたのが、
- ZIPP 303S Disc(カーボン、前後で1,530g):12万円
- Mavic ALLROAD SL(アルミ、前後で1,590g):7万円
- Prime Attaquer V2(アルミ、前後で1,470g):4万円
の3つでした。どれも、グラベルをバリバリ乗るというよりかは、サイクリングロードとかを軽快に走るためのホイールとして探していた感じです。
グラベルを楽しむのは「Bontrager Paradigm SL + Goodyear Connector Ulitimate A/T」の組み合わせで自分の中では決まっているので、軽さ重視で探してました。
コスパで考えたらPrime Attaquer V2かなぁと思っていたんですが、海外通販サイトPROBIKEKITでMavic KSYRIUM SL 25 Discが51,820円という超特価だったので、思わずポチってしまったという訳です。
ちなみに、海外通販なので、商品代金にプラスして輸入消費税(2,900円)と通関手数料(200円)の合計3,100円がかかって、トータルで「54,920円」でした。
Mavic KSYRIUM SL Discはワイズの決算セールで77,000円なので、2.2万くらい安く、一つ下のグレードのKSYRIUM Sくらいの値段で買えた感じです。
MAVIC ( マヴィック ) ロードホイール KSYRIUM ( キシリウム ) SL DCL ( ディスク センターロック ) USTチューブレス 前後セット シマノフリー
Mavic KSYRIUM SL 25 Discをグラベルバイクで使うのはどうか?
候補に挙げていたホイールとMavic KSYRIUM SL 25 Discの違うは、主にリムの内幅で、グラベル用途を考えると22〜23mmくらいが最適なのですが、Mavic KSYRIUM SL 25 Discは19mm。昔の15mmリムと比較したら太いですが、グラベル用と考えるとやや細いため、対応するタイヤも細くなります。
先程のMavic公式サイトによると、推奨タイヤサイズは「25~32mm」ということですが、届いた実物のリムを見ると、「23〜39mmまでのタイヤに対応」とプリントがありました。
一応適用タイヤのルールは「タイヤ幅 / リム内幅 < 2.4」ということらしいので、理論上は45Cくらいまでいけるはずなんですが、サイクリング目的で使うので35Cのグラベルキングを履かせています。
Mavic KSYRIUM SL 25 Disc(2021年モデル) 実物レビュー
まだ実走には行けていないので、実物だけを簡単にレビューします。
付属品
まずは付属品から。
- Mavicの保証書・マニュアル(日本語パートあり)
- Mavic専用タイヤレバー * 2
- Mavicシール(大小いろんなサイズと、血液型シール)
- チューブレスバルブ(ブラック、円錐型)* 1
- チューブレスバルブ(シルバー、かまぼこ型)* 1
この辺りは国内品と同じだと思いますが、チューブレスバルブは写真で見ると1本しか入っていないと思ったらちゃんと2本ついてきました。
しかも、なぜかブラックとシルバーで、取り付け部分も円錐型とかまぼこ型で違い種類が入っていました。一応、どちらもチューブレスで使えています。
Mavicのホイールを新品で買ったのは初めてだったのですが、シールに血液型があるのは面白いですね。ヘルメットなどに貼っておいて、事故にあった際に判断してもらう感じでしょうか。
リム
リムを見ると、やはり「KSYRIUM SL 25」とプリントがあります。
リムには「622x19TC、ロード用の23〜39mmまでクリンチャー、UST(チューブレス)に対応」とプリントがあります。TCなので最近流行のフックレスリムではありません。兄弟モデルのALL ROAD SLは622x22TSSでフックレスです。ちなみに、MaivcのTSSはクリンチャー運用も出来るそうです。
リムの内側にはアルミ溶接をした後にノリかなんかで接着した跡を隠すシールが貼ってありました。剥がして良いのかわからなかったので、そのままにしています。
ちなみに、リムの文字はほとんどプリントですが、唯一黄色の「Mavic」ロゴだけはシールでした。これは溶接部分を隠すためだと思われます。(プリントだと溶接痕が浮き上がってしまため)
本記事の最初の写真が実物とグラベルキング TLC 700x35Cとの組み合わせなのですが、タイヤが太いので、25mmのローハイトリムでも、700x25C+セミディープリムくらいの迫力があります。
ハブ
ハブは、インスタントドライブ360を搭載したMavicハブ。このハブはCOSMICなどの上位モデルと同じハブだそうです。
このハブが面白くて、ラチェット枚数が多いためかかりが良いだけでなく、空転させた時のラチェット抵抗もかなり低い気がします。回転が落ちるのが、他社のホイールよりかなり遅く感じます。
ハブのベアリングは流石のMavicでとてつもなくスムーズで、軽く回しただけで数分は回ってます。
シャフトを手でぐりぐり回すとベアリングが結構重いのに、実際に回転させると驚くほどスムーズで、不思議なハブです。
スポーク
スポークはMavicが特許を取っている「ストレートプル楕円形エアロダブルバテッド」というやつで、エアロスポークです。
MavicのKSYRIUM SL 25のHPのスペック表にもありますが、KSYRIUM SL 25のスポークの素材はスチールです。磁石がくっついたのでアルミではありません。
特殊ニップルでストレートスポークなので、折れたりしたら交換品の手配が大変です。。。しっかりメンテナンスをしないとですね。
重量
最後に、重量を。
ホイールの重量は個体差が結構あるので、カタログスペックの1,575gより少し重いのを覚悟していましたが、実測で「フロント:700g、リア:820gの合計1,520g」とスペックよりも軽かったです(測りの品質による誤差の可能性もあり)。しかもテープレスリムなので、テープの重量も追加されません。
元々のBontragerのParadigm SLが1,870g(チューブレス・リム・ストリップ込み)だったので、ホイールだけで350gも軽量化が出来ました。
BontragerのParadigm SLは、タイヤが1本500gのConnector Connector Ulitimate A/Tで、シーラント40cc(1本)とチューブレスバルブ込みで、前後で2,950g。
KSYRIUM SL 25の方は、1本310gのグラベルキング TLC 35Cを履かせたので、シーラント40CC(1本)とチューブレスバルブ込みで前後で実測で2,240g。
タイヤの変更も大きいですが、今回のアップグレードで700g近く軽量化出来ました。
ということで、Mavic KSYRIUM SL 25 Disc(2021年モデル)を実物レビューしました。
ある程度走ったら走行レビューもしたいと思います。