MTB

【2023年版】29erハードテイルMTBの完成車重量をクラス分けしてみた

29erハードテイルMTBの完成車重量をクラス分けしてみました。どれくらいの重量がどれくらいの価格帯・グレードなのかを判断する参考になれば幸いです。

公開日: 2023.3.12

29erハードテイルMTBの重量クラス分け

大手メーカーの29erハードテイルMTBを比較してみると、概ね下記のようなクラス分けができることがわかりました。

  1. 超軽量 (9kg以下)
  2. 軽量 (10kg前後)
  3. やや軽量 (11kg台)
  4. 普通 (12kg台)
  5. ぽっちゃり (13kg台)
  6. 重量級 (14kg〜)

ざっくりと分けるとこんな感じです。2022-2023年モデルなので、全てディスクブレーキ車です。ロードバイク乗りの方の感覚で言うと、ディスクロードの各重量クラスのプラス2〜3kgくらいでしょうか。

重量でわかるロードバイク番付!あなたのロードバイクはどのレベルかな?

上記の記事はリムブレーキ自体の話なので、ディスクロードなら+1kgくらいで見れば良いかなと思います。

ただ、MTBはサスペンションのグレードやタイヤの太さで1kgくらい重量が異なることがあるので、重量だけで性能は推し量れません。あくまで参考として見てください。

29erハードテイルMTBの車体別・重量クラス

超軽量 (9kg以下)

各メーカーのトップグレード29erハードテイルMTBがこのクラスです。リアサスペンションがないハードテイルとは言え、フロントサスペンション付きのMTBで軽量ロードくらいの重量というのは驚異的ですね。

モデルメーカー価格重量
BIG.NINE 9000Merida121万8.3kg
Exceed CFR LTDCanyon83万8.98kg
Exceed CFR TeamCanyon70万9.0kg

軽量 (10kg前後)

各メーカーのセカンドグレード、メーカーによってはトップグレードがこのクラス。意外なのが、Canyon Exceed CF 6のように下位グレードなのに10kg前後のバイクもあります。

このクラスでも、29erハードテイルMTBと考えたらかなり軽いのではないでしょうか。

モデルメーカー価格重量
Exceed CF SLX 9Canyon57万9.9kg
XTC ADVANCED SL 29ER 1Giant70万9.9kg
BIG.NINE 7000Merida71万10.0kg
Exceed CF SLX 8Canyon42万10.2kg
BIG.NINE XTMerida50万10.3kg
Exceed CF 7Canyon32万10.5kg
Exceed CF 6Canyon29万10.6kg

やや軽量 (11kg台)

各メーカーのミドルグレードが大体11kg台。この価格帯だとスポーツ自転車としては超高額というわけではないですし、ホビーユーザーからすると軽量さと機能、そして価格のバランスも良いグレードに感じますね。

モデルメーカー価格重量
XTC ADVANCED 29ER 2Giant39万11.4kg
Procaliber 9.6TREK41万11.4kg
XTC SLR 29ER 1Giant24万11.6kg
Exceed CF 5Canyon22万11.7kg
XTC SLR 29ER 2Giant20万11.8kg
Procaliber 9.5TREK32万11.9kg
BIG.NINE 3000Merida34万11.9kg

普通 (12kg台)

各メーカーのミドルグレードよりやや下が12kg台。もうちょっと出せば「やや軽量」グレードになりますが、自分でカスタマイズして11kg台に持っていくという楽しみ方も出来そうです。

モデルメーカー価格重量
BIG.NINE LIMITEDMerida22万12.6kg
X-Caliber 9TREK24万12.7kg
BIG.NINE 500Merida20万12.8kg

ぽっちゃり (13kg台)

ミドルグレードとエントリーグレードの間のバイクが多い13kg台。15〜20万円くらいのモデルが多いので、エントリーグレードよりも「ちょっと背伸びしたい」という方向けのクラスでしょうか。

ちょっとしたクロスバイクくらいの重量でMTBを楽しめるというのがメリットになりそうです。

モデルメーカー価格重量
X-Caliber 8TREK18万13.1kg
Grand Canyon 9Canyon22万13.2kg
Marlin 8 Gen 2TREK18万13.2kg
FATHOM 29ER 1Giant25万13.3kg
FATHOM 29ER 2Giant19万13.3kg
BIG.NINE 100-3xMerida13万13.5kg
Roscoe 8TREK34万13.5kg
Marlin 5 Gen 2TREK9万13.9kg

重量級 (14kg〜)

各メーカーのエントリーグレードが揃っているのがこのクラス。14kgオーバーとなるとスポーツ自転車としてはかなり重量級ですが、いわゆるMTBルック車には18kgクラスもあるので、そう考えるとコスパは悪くないのかもしれません。

モデルメーカー価格重量
BIG.NINE 50-DMerida10万14.2kg
Marlin 8 Gen 3TREK18万14.2kg
BIG.TRAIL 400Merida20万14.3kg
Roscoe 7TREK25万14.3kg
BIG.NINE 20-MDMerida9万14.4kg
Marlin 7 Gen 3TREK13万14.6kg
Marlin 6 Gen 3TREK11万14.8kg
Stoic 4Canyon20万15.0kg

29erハードテイルMTBの完成車重量をクラス分けしていました。

MTBは年々高性能化・ギアの超ワイド化が進んでいて、それに伴って重量も重めの車体が増えてきているため旧世代のMTBと比較するとクラス分けが違ってくることもあるかと思いますが、概ねどれくらいの重量でどれくらいのクラスなのかを知る参考になればと思います。