ロードバイク

アルミロードをカーボンフレームにアップグレードした感想

アルミロードからカーボンフレームにアップグレードして少し走行が出来たので、感想をまとめました。

公開日: 2021.8.18

カーボンロードになってよかった点

軽い = 踏むのが楽

組み付けの時はシートポストがアルミだったのですが、嫁さん用ロードに買ったMerida純正カーボンシートポストが不要になったので、シートポストもカーボンになりました。

これで、自分の新バラ完・カーボンロードは、

  1. ハンドル
  2. ステム
  3. サドル

意外がフルカーボンになったわけですが、30kmくらい実走してみて感じたのは「とにかく踏むのが楽」。

アルミロードでは時速30kmくらいで「踏むのが辛くなってきたかな?」と感じてたましたが、それが時速10kmくらい後ろになりました。

時速35kmくらいまでは普通に踏めて、時速40kmに近づくにつれて「お、キツイな」と感じるくらい。

今回は、FSAのクランクにアップグレードされているので、そちらの効果も結構ありそうですが、体感的には

  1. BB・クランクの変更で + 時速3km
  2. フレームの変更で + 時速7km

と言った感じです。

この辺りはテストしたいところなのですが、Momentum iWant R Claris-Hは古い中古品だったので、BBが固着していて外せないので、工具が手に入ったらやろうかと思います。

振動で疲れない

ロングライドだと振動は疲れになります。特に、手、肩あたりは振動吸収をするために筋肉を使うので、50kmを超えるライドになると特に手は疲れます。手が疲れるとブレーキレバーを握る握力に影響します。

これまでは「別にアルミで振動しても、我慢すればいいじゃん?」と思っていたんですが、アルミロードで走っていた同じ道で「ここは路面が悪くて振動が激しい」と思っていたポイントも、カーボンフレームになったら「アルミフレームの時の普通の綺麗な舗装路」みたいな感覚で走れます。

普通の舗装路は振動はほとんど感じませんね。サスペンション入ったのかな?くらいの感覚です。

カーボンロードの微妙な点

扱いに気を遣う

カーボンになって一番デメリットだと思ったのはここですね。

まず組み付けの段階でしっかりトルク管理が必要です。バンド式のFDとか、恐る恐る取り付けましたね。

組み上がった後も、自転車を部屋から外に出す時、ちょっと立てかけておく時、駐輪する時、少しでもぶつからないように、ぶつけられないようにとかなり気を使います。

特に、駐輪場は鉄自転車がガンガンぶつけてくるので怖いです。100万円のカーボンロードに乗っている人とかどうやってるんでしょうね。

塗装の問題なのか、ちょっとぶつかっただけで塗装がハゲるし、クラックが一度入ったら専門業者に依頼すると修理代が5万円以上はかかるそうなので、慎重に扱っています。

固定ローラー台で使えない

一応、固定ローラーでも使えないことはないそうなんですが、カーボンフレームだとクラックが入りやすくなるので怖くて固定ローラー台で使えません。試しに一回取り付けてみたんですが、走行中は左右に振れるし、乗り降りの時に片側にグッと傾くので明らかにフレームに悪そうでやめました。

雨天時や真冬はローラー台を週3くらいでやるので、ローラーができないのは困る。ということで、Momentum iWant R Claris-Hに余ってたパーツを取り付けてローラー専用ロードとして使っています。固定ローラーなので、ブレーキとかなくても大丈夫なので追加費用なしで組めました。

アクセサリ・工具・ケミカルが追加で必要

まず、カーボンはアルミみたいにガンガントルクあげて締められないので、トルクレンチとカーボングリスが必要です。

また、自転車スタンドはかなり強いトルクで締めないとずれてくるので、カーボンフレームにはスタンドがつけられません。つけたらかなりの確率でクラックが入ります。

ハンドルまでカーボンだと、サイコンのマウントとかライトとかを取り付ける時にステーが金属でゴリゴリに締め付けるタイプだとつけられないかもしれません。

カーボンロードはどんな人に合う?

これは人それぞれですが、自分の一個人としての感想としては、初心者の方にはカーボンロードはあまりおすすめしたくないですねぇ。走りは最高なんですが、転んだり、整備調整が自分で出来ないと、フレームにクラックを入れる可能性が高くなる気がします。

特にドライブトレイン周りの整備が出来ないと、スポーク側にチェーン落ちさせてRDで絡まって、チェーンステーを傷つけることもあるので、クラックが入るリスクが上がります。

神経質になるくらいなら、アルミでも9kgくらいのロードはあるので、初心者の方は軽量アルミロードを気にせず好きなようにぼろぼろになるまで乗って、まずはロードを楽しむというのが良いのかなぁと思いました。

アルミロードである程度乗り慣れて、立ちゴケもしないし、立てかけるのも慣れたし、整備もある程度は自分で出来るよ!という人は、カーボンフレームまじでおすすめです。

あくまで、自分の一個人としての感想です。

総じて大満足!次買うフレームもカーボンにしたい

色々書きましたが、カーボンフレーム、総じて大満足です。おそらく、トレーニング用のロードはもうアルミには戻れないかなぁ。50km、100kmくらいのロングライドで違いを体感したいですね。

あと、普段使いのロードはアルミかクロモリに限ると痛感しましたね。駐輪場とかでぶつけられるし、クロスバイクのロード化も早くやりたいですね。