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複数台で24時間運用!Apple Watchの2本体制がめちゃくちゃ便利だった話

中古のApple Watch Series 3を格安で入手できたので、2本体制で24時間運用したらめちゃくちゃ便利だったのでまとめます。サイコンやZwiftで心拍センサーとしても使えます。

公開日: 2023.1.31

なぜ同じApple Watchを2本も買ったのか

理由は単純に安かったからです。

元々Apple Watch Series 3の42mmモデルを使っているんですが、都内の中古ショップでApple Watch Series 3 38mmモデル(付属品全部あり)が4800円で売っていたので「充電器だけ使えればいいや」くらいで買いました。

実際に買ってみると、意外と2本体制が便利だったのです。

Apple Watch 2本体制の良いところ

24時間運用出来る

Apple Watchは公称で18時間稼働となっていますが、自分の使い方だと1日18時間装着で2日持つイメージ。ただし、夜間外しているから2日持つだけで、つけっぱなしだと1日半くらいでバッテリー切れになります。

そうすると面倒なのが充電。日中の微妙な時間にバッテリー充電をしないといけないので、どうしてもApple Watchなしの時間が出来てしまいます。

ところが、Apple Watch 2本体制にしてから、「日中は視認性が高い42mmを」「夜間は邪魔にならない38mmを」と、時間によって使うApple Watchを変えることで24時間運用が出来ています。

充電については、メインの42mmは寝ている間に、サブの38mmは日中に充電することで、常にどちらかのApple Watchがフル充電になるようにしています。

腕につけるだけで勝手に切り返してくれる

これは知らなかったんですが、iPhoneのWatchアプリは複数のApple Watchを登録する前提になっていて、複数のApple Watchを登録すると、「腕につけて手首をあげた方とデータリンクする」という機能がデフォルト備わっています。

そのため、使うときにいちいち設定を変えなくても、使うApple Watchを腕に巻いて、腕をあげるだけで常に「つけてる方のApple Watch」とiPhoneが同期をしてくれます。

この機能のおかげで2本運用のストレスは0になりました。

ワークアウト専用に出来る

今回買った38mmモデルは、サブという扱いなので、ローラー台トレーニングやサイクリングなどの運動用としても使っています。

特に、サイクリングで使う場合、使い方によっては数時間でバッテリー切れになってしまうのでメインのApple Watchでやってしまうと、サイクリングが終わった頃にはバッテリーが切れて腕時計や決済端末として使えなくなってしまいます。

サブのApple Watchをワークアウト専用にすることで、「サイクリング中はサブのApple Watchでワークアウトを記録」「帰ってきたらメインに切り替えて、サブは充電」とすることが出来ました。

サイコンやZwiftで心拍センサーとしても使える

元々、使っていた心拍センサーが壊れてしまったので、その代替として使おうという考えもあって買ったサブのApple Watchですが、色々試してみると、自転車系のガジェットとしては非常に優秀でした。

まず、心拍センサーとしてですが、Zwiftに関してはCompanionアプリをiPhoneにインストールすれば、それだけでZwift内の心拍センサーとして使うことが出来ます。しかも、プレイするのはiPhone版のZwiftでなくてもOKで、実際に自分はWindowsに入れたPC版のZwiftで、Apple Watchを心拍センサーとして使っています。

ZwiftとApple Watchについてはまた別でまとめます。

サイコンの心拍センサーとして使うのはちょっと難がありますが、Blue Heartというアプリを入れることで、iPhoneを擬似的にBluetooth心拍センサーにしてしまうという形です。

ペアリングや心拍データの取得にクセがあって、うまく行かない時もありますが、今のところなんとか使えています。

こちらも別でまとめます。

ちなみに、ZwiftでApple Watchを心拍センサーとして使った際のバッテリーの減りですが、50分くらいのワークアウトで、10%ほどApple Watchの充電が減りました。許容範囲ではないでしょうか。

Apple Watchでワークアウト機能を使うとバッテリーが全然持たないというイメージでしたが、おそらくそれはApple純正のワークアウトアプリを使ったケース。

ワークアウトアプリは、心拍だけでなくApple WatchでGPSも使うのでバッテリー消費が激しいのかもしれません。単純に心拍センサーだけ使う分には、そこまでバッテリーは消費しないのでしょう。

Apple Watch 2本体制の微妙な点

決済環境が分散する

ここが最大の悩みなのですが、Apple Watchはそれぞれに決済用のチップを持っているので、ICチップ式の決済をする場合は残高が分散してしまいます。モバイルSUICAとかですね。

バーコード決済の場合は、バーコードだけで良いので気にしないで良いですが、サイクリングなどで出先でバーコード決済ができないケースも結構あるので、ここは悩みどころです。

現在は、メルカリのメルペイのiD決済をApple Watch 2本とiPhoneの3台に入れてiD運用が出来ています。この場合、同じiDカードを使い回すのではなく、3枚のiDカードが発行されていることになります。

iDは日本の電子決済では普及率がSUICAと並んで高いので、使い勝手は抜群です。(メルカリは好きじゃないけど)

ちなみに、メルペイをApple Payに登録する際は、「iPhoneへのiDkカード登録を最後にする」のがポイントです。iPhoneにメルペイiDが登録されていると、Apple WatchへのiDカードの登録メニューが出てこない仕様に変更されています。


ということで、Apple Watchの2本体制で24時間時間運用が便利という話でした。

Apple Watchは中古で型が古いと激安で買えることもあるので、すでに持っている方も「バッテリーの延命」くらいの感覚で使ってみても良いかもしれません。