ロードバイク

10kgと重いグラベルロードバイクの軽量化を考える

バラ完で組んだグラベルロードバイクが重いので軽量化を考えてみました。

公開日: 2023.1.22

太いタイヤがネックになるグラベルロードバイクの軽量化

現状のグラベルロードバイクは、車体のみで9.5kgほど、ペダル、ケージなど保安部品込みで10kgほどとそこそこの重量級です。40Cのタイヤを履いているとはいえ、かなりの重量級です。普通に走る分には良いですが、100kmを超えるロングライドになるとかなりダメージが出てきます。

せめて9kgくらいまで軽量化したいと思って色々思案しているのですが、やはりネックになるのが太いタイヤ。現在履いているのは、Goodyear Connector Ulitimate A/Tで、重量はシーラント込みで1本500g前後。普通のロードタイヤがチューブ込みで300gくらいなので、ここだけで400g近く重くなります。

さらに、40Cなどの太いタイヤをチューブレスで履くと、リム幅が広いホイールにする必要が出てくるので、リムが重くなってホイールも重くなります。

カスタマイズとしては、30Cくらいのグラベルロードバイクとしては細めのタイヤでかつ軽量なタイヤを装着(-400g)、1,500gくらいの軽量ホイール(-400g)でようやく9kg台前半というイメージ。

シートポストやサドル、ハンドルなどのコンタクトポイントパーツはそこそこ軽量なパーツで組んでいるので、ここからさらに軽量化してもせいぜい200g程度なので、コスパが悪いのでそちらには手を出さない予定です。

ディスクロードは重い

リムブレーキの場合、アルテグラグレードのブレーキならブレーキ本体は250gですし、ホイールも1,400kgくらいのものがゴロゴロあります。

ディスクブレーキにすると、キャリパーが軽量なものでも150gくらい、ローターも130gくらいあり、さらにホイールもハブがでかいので重い。ディスクブレーキというだけで、同等グレードのリムブレーキパーツと比較しても前後で200gくらい重くなります。

たかが200gと言っても、ロードバイクはそうした積み重ねで1kgの重量差が出るのでかなり大きい気がします。

ローターは

650B化しても軽量化はできない

700Cで重いなら少し小さい650Bにしたら軽量化できるのかと思いきや、650Bホイールにしても軽量化は50g程度、タイヤも太いタイヤにすることになるので重量は700Cとほぼ同じ。

つまり、650B化は走りの質を変えることができても、軽量化はできません。

グラベルロードバイクが「中途半端」と言われるのはこの辺りか

グラベルロードバイク自体は非常に気に入っているのですが、ロングライドなどを考えると「グラベルロードバイクは微妙」と言われる理由もわかります。

細いタイヤを履くとタイヤクリアランスがスカスカで見た目が悪いですし、かといって太いタイヤを履いているとそれだけでデフォルトで400gくらい重くなる。せめて8kg台にしたいけど、そうするとホイールなどにかなりの投資が必要になります。コスパが良いかというとかなり悪い気がしますね。

海外の荒野とかを走るライドならグラベルロードバイクのメリットが出せますが、日本のように舗装路が多いシーンでロングライドをする場合は、エンデュランスロードにグラベルタイヤを装着するのが正解な気がします。

グラベルロードバイクはグラベルをポタリングするくらいを楽しむのがベストで、自走で100kmを超えるようなロングライドはロードバイクの方が向いているんでしょうね。

ということで、グラベルロードバイクの軽量化は、細々とやっていって、ロングライドはカーボンロードバイクで行くことにします。