どうやったら古いリムブレーキ・ロードバイクのグラベル化できる?
古いロードバイクをカスタマイズしようか悩んでいて、流行りのグラベル化を検討してみました。問題点やコストなどをまとめます。
公開日: 2022.7.13
グラベルロードってなんだろう?
最近流行りのグラベルロード。調べてみるとこれといった定義はなく、「太いタイヤを履いたロードバイク」くらいのゆるーい感じらしいです。
最近MTBに少し興味を持ってきているんですが、MTBパークに行く時間的な余裕は皆無で、むしろ週末のサイクリングですら行けない日々です。なので、MTB買っても街乗りじゃ楽しくないし、今の普段乗りアルミロードよりも重くなるので意味がない。
じゃあ、今あるアルミロードをグラベル化して雰囲気だけ楽しめないかな?と思った次第です。
グラベル化に必要なもの
グラベルロードと言えば、シマノのGRXコンポ。GRXコンポからグラベルの定義を読み解いていくと、
- 油圧ディスクブレーキ
- フロントシングル
- 広がりドロップハンドル
- 太いタイヤ
って感じでしょうか。
油圧ディスクはコストがかかるのでなしだとしても、フロントシングルは現在8速のクラリス組なので8速は非現実的。コンポ一式変えるとコストもかかるのでなし。広がりドロップハンドルはまあ、グラベルに毎週行くようになってからでも遅くはないでしょう。
となると、太いタイヤってのが手っ取り早くロードをグラベル化できる要素ですが、リムブレーキのロードバイクはクリアランスが狭い。自分のアルミロードはおそらく30Cくらいが限界で、現在試しに昔のクロスバイクについてた28Cを履いていますが、25Cとそんな変わらない。出来れば38Cとかのタイヤを履きたいけどクリアランス的に無理。
ホイールを650Bに落としことで強制的にクリアランスを作って太いタイヤを履くしか方法がありません。
ホイールを650Bにすると問題はブレーキ。ロングアーチのリムブレーキでも650Bのリムには当然届かないので、ディスク化するしかありません。
リムブレーキのディスク化は可能?
調べた限り、リムブレーキロードバイクをディスク化するには、
- フロントフォークをディスク用に交換
- リアはアダプタでかます
- ホイールはスルーアクスルとクイックの両方に対応するホイールが必須
ということがわかりました。
フォークは中古とかで探すとして、リアのアダプタは耐久性が怖いところ。ブレーキってかなり力がかかりますからね。
あと問題はディスクホイールはほとんどスルーアクスルモデルというところ。調べてみるとMavicがクイックとの変換アダプタを標準でつけてくれるようなので、おそらくMavicで行くしないでしょう。
Mavicは良いホイールなんですが、ニップルとかが特殊なんですよねぇ。。。
全部やるとして、おそらく5万円以上はかかります。中古のエントリーディスクロードが買える値段ですね。。。
どこに拘ってお金をかけるか
ここまで調べてみて、リムブレーキ・ロードバイクをグラベル化する上で、どこにこだわるかを絞った方が良い気がしてきました。
グラベルでの走破性を重視するなら、エアボリュームを高くできるチューブレスの太いタイヤが大事ですが、自分の場合グラベルは稀、基本は街乗りなので、そこまで太いタイヤが必要かは微妙です。
ただ、太いタイヤがいらないなら、今のままでも良いじゃないかという声もあったりして、悩みはつきません。
ちなみに、リムブレーキ・ロードバイクをグラベル化する時に走破性を重視すると、
- 太いタイヤ必要
- 太いタイヤを履くのにクリアランス的に650Bが必要
- 650Bだとブレーキ届かないのでディスクホイール必要
- ディスク化一式必要
となって、コストが跳ね上がります。
一番良いのは、パナレーサーのグラベルキングあたりをペッとつけて「グラベルですっ」と自己満足に浸るのでしょうね。