Momentum iWantとは?
イオンバイク専売の入門向けロードバイクで、新車で4万円代というリーズナブルな価格にも関わらず、モデルによってはコンポーネントがClarisというコスパの良さで一部に人気があったロードバイクのようです。
Momentum iWantというと「Momentum i Want R-1」が売れ筋だったようで、中古市場に残っているのもほとんどがこのモデルですが、全盛期には
- Momentum iWant RC 105-H
- Momentum iWant RC Tiagra-H
- Momentum iWant R Tiagra-H
- Momentum iWant R Claris-H
- Momentum iWant R-1
と、様々なモデルが存在していたようです。
Momentum iWant RC 105-HとMomentum iWant RC Tiagra-Hはカーボンフレームを採用して、105 or Tiagraで20万円クラスとこれまたコスパの高いモデルだったようです。
Momentum iWant R-1とMomentum iWant RC Clarisの違い
Momentum iWantで、現在入手可能(中古市場)なのはこの2車種がメインのようです。
それぞれの違いは、
- Momentum iWant R-1 -> コンポーネントはTourney(2 x 7の14速)、補助ブレーキなし
- Momentum iWant R Claris-H -> コンポーネントはClaris(2 x 8の16速)、補助ブレーキあり
というのが大きな違いです。14速か16速かですぐにどちらのモデルかがわかります。
ClarisとTourneyの大きな違いはシフターで、Tourneyは親指シフトと呼ばれる「人差し指と親指で操作する」形式ですが、Clarisは現行の上位モデルと同じ「人差し指だけで操作する」形式。ここは操作性としては大きな違いになります。
また、同じClarisでも、
- ST-2400
- ST-R2000(現行モデル)
の2種類がありますが、Momentum iWant R Claris-Hに搭載されているのはST-2400のようです。
Clarisは、公式では認められていませんが、STIコントローラー、リアスプロケット、チェーンを交換すればリアディレーラーはそのままで9速、10速スプロケットが使えるようで、Clarisにしておくことで、今後自分でアップグレードして長く使えるというメリットもあります。
Momentum iWant R-1の注意点
Momentum iWant R-1についてのレビューを見ると、どこでも言われるのがブレーキの効き。Momentum iWant R-1はClarisモデルであっても、ブレーキはシマノでない非シマノ製ブレーキを採用しているようで(パーツの共通化のため、下位グレードに合わせているのでしょう)、これがよくないようです。
Momentum iWant R-1を購入したらブレーキは交換した方が良さそうです。
Momentum iWant R-1は標準的なキャリパーブレーキなので、シマノのTiagraやsoraなどの上位グレードのブレーキに交換可能です。
Momentum iWant R-1は2020年でも購入価値があるか?
中古市場では1〜2万円程度にまで落ちているようなので、ロードバイク入門やカスタムベースとしては使い勝手が良さそうです。
少しでも長く使うならMomentum iWant R Claris-H、とりあえずなんでもいいからロードバイクが欲しいというならMomentum iWant R-1という感じでしょうか。Clarisのロードバイクは、新車だと安くても5万円くらいするので2万円くらいなら安いという感じです。