ロードバイク

Momentum iWantについて調べた

イオンバイク専売のロードバイク・Momentum iWantについて調べたのでまとめました。

公開日: 2020.9.14

Momentum iWantとは?

イオンバイク専売の入門向けロードバイクで、新車で4万円代というリーズナブルな価格にも関わらず、モデルによってはコンポーネントがClarisというコスパの良さで一部に人気があったロードバイクのようです。

Momentum iWantというと「Momentum i Want R-1」が売れ筋だったようで、中古市場に残っているのもほとんどがこのモデルですが、全盛期には

  • Momentum iWant RC 105-H
  • Momentum iWant RC Tiagra-H
  • Momentum iWant R Tiagra-H
  • Momentum iWant R Claris-H
  • Momentum iWant R-1

と、様々なモデルが存在していたようです。

Momentum iWant RC 105-HとMomentum iWant RC Tiagra-Hはカーボンフレームを採用して、105 or Tiagraで20万円クラスとこれまたコスパの高いモデルだったようです。

Momentum iWant R-1とMomentum iWant RC Clarisの違い

Momentum iWantで、現在入手可能(中古市場)なのはこの2車種がメインのようです。

それぞれの違いは、

  • Momentum iWant R-1 -> コンポーネントはTourney(2 x 7の14速)、補助ブレーキなし
  • Momentum iWant R Claris-H -> コンポーネントはClaris(2 x 8の16速)、補助ブレーキあり

というのが大きな違いです。14速か16速かですぐにどちらのモデルかがわかります。

ClarisとTourneyの大きな違いはシフターで、Tourneyは親指シフトと呼ばれる「人差し指と親指で操作する」形式ですが、Clarisは現行の上位モデルと同じ「人差し指だけで操作する」形式。ここは操作性としては大きな違いになります。

また、同じClarisでも、

  • ST-2400
  • ST-R2000(現行モデル)

の2種類がありますが、Momentum iWant R Claris-Hに搭載されているのはST-2400のようです。

Clarisは、公式では認められていませんが、STIコントローラー、リアスプロケット、チェーンを交換すればリアディレーラーはそのままで9速、10速スプロケットが使えるようで、Clarisにしておくことで、今後自分でアップグレードして長く使えるというメリットもあります。

シマノ・Claris | Wikipedia

Momentum iWant R-1の注意点

Momentum iWant R-1についてのレビューを見ると、どこでも言われるのがブレーキの効き。Momentum iWant R-1はClarisモデルであっても、ブレーキはシマノでない非シマノ製ブレーキを採用しているようで(パーツの共通化のため、下位グレードに合わせているのでしょう)、これがよくないようです。

Momentum iWant R-1を購入したらブレーキは交換した方が良さそうです。

Momentum iWant R-1は標準的なキャリパーブレーキなので、シマノのTiagraやsoraなどの上位グレードのブレーキに交換可能です。

Momentum iWant R-1は2020年でも購入価値があるか?

中古市場では1〜2万円程度にまで落ちているようなので、ロードバイク入門やカスタムベースとしては使い勝手が良さそうです。

少しでも長く使うならMomentum iWant R Claris-H、とりあえずなんでもいいからロードバイクが欲しいというならMomentum iWant R-1という感じでしょうか。Clarisのロードバイクは、新車だと安くても5万円くらいするので2万円くらいなら安いという感じです。