135mmディスクブレーキ搭載ロードバイクという深い罠
ディスク・ロードバイクを物色していたら、135mmディスクブレーキ搭載ロードバイクというのを発見。知らなかったんですが、意外と深い罠ということがわかったのでまとめます。
公開日: 2022.2.17
ロードバイクのディスクブレーキホイールの種類
ロードバイクはここ数年で急激にディスクブレーキ化が進んでいますが、それ以前にも一部ロードバイクでディスクブレーキモデルがありました。そのころは、クイックリリースが主流でエンド幅は135mm。現在のディスクブレーキホイールは、エンド幅が142mmのスルーアクスル仕様がほぼ定番化しています。
当然ですが、現行の142mm・スルーアクスルホイールは、エンド幅が135mm・クイックリリース向けに作られたフレームでは使うことができません。同様に、130mmのリムブレーキ用のフレームでは、135mmディスクホイールも、142mmディスクホイールも物理的に取り付けが出来ません。
まとめると、ロードバイクのディスクブレーキホイールは、
- 135mm・クイックリリース
- 142mm・スルーアクスル(現在はほとんどこれ)
の2種類があるということです。
135mmディスクブレーキホイールは流通量が極端に少ない
135mmディスクブレーキホイールは、ディスクブレーキがマイナーだった時代の規格なため、対応ホイールが極端に少ないのがデメリットです。シマノのWH-RX10など現在でも新品が入手可能なホイールはありますが、中古も含めて選択肢は極端に少なくなります。
完成車の中古で見ると、たまに2014〜2016年くらいのディスクロードが販売されていますが、ほとんどが135mm・クイックリリース。これを買ってしまうと、アップグレードが出来ないだけでなく、故障の際の交換パーツも入手しづらくなるため、比較的「罠」です。
135mmのディスクホイールはMTB用650B(27.5)が多い
調べてみると、135mmはMTB用650B(27.5)が多いようで、650Bであれば入手性は高そうです。700C向けのディスク・ロードのホイールなら700Cでも650Bでも入るので流用は出来るかもしれません。
タイヤやチューブなど一式交換するなどを考えたら、そこまでしてディスク車に乗りたいなら最初からMTBにすれば良い気もします。
中古でディスク・ロードバイクを買う時は規格に注意
ということで、135mmディスクブレーキホイールという罠にハマらないため、中古でディスク・ロードバイクを買う時は、
- エンド幅のチェック
- ホイールの接続方法のチェック(スルーアクスルか)
をチェックした方が良さそうです。特にクイックリリースのディスクロードはほぼ135mmディスクブレーキホイールです。