Merida Expert CCサドル + V-MOUNTツールボックス + 純正工具レビュー
Meridaの完成車に付属しているサドル「Expert CC」とV-MOUNTツールボックス・専用の純正工具の、3点セットを購入したのでレビューします。
公開日: 2021.10.4
Merida Expert CCってどんなサドル?
Meridaのミドルグレードの完成に付属しているサドルです。Meridaの公式サイトで確認すると、Reacto 4000とか、Scultura 6000などのサドルがこれになっています。概ね30〜50万クラスの完成車に付属するイメージでしょうか。
単品でも販売されていて、本体価格は5,500円で、Merida純正サドルの中では上位グレードのサドルになります。
純正の携帯工具(型番的にはDCT009)は定価で2,200円、V-MOUNTボックス(型番的にはDCT008)が2,750円、合計で1万円くらいです。
セットで考えるとミドルグレードの下の方くらいの価格ですが、サドル単体ではエントリーくらいの価格なので、初めてのサドルアップグレードにも良いかもしれません。
Merida Expert CCサドルを選んだポイント
携帯工具がサドルに収納できる
選んだ理由の99%はここです。このギミックが個人的にどストライクでした。
以前はメンテナンス用品は全てサドルバッグに入れていたんですが、メインバイクをMeridaのカーボンフレームにしてからは、見た目がレーシーな感じになったのでツールボトルにしました。
ツールボトルは容量的に1Lも入れられないので、工具だけでもサドルに移せるのは結構メリットと感じました。工具忘れも防げますしね。
結構軽量
公式サイトのスペック的にはサドル本体が227gでこれはV-MOUNTツールボックスは除いた重量で、V-MOUNTツールボックスは公式で29.6gで合計256g。実測するとサドル+V-MOUNTツールボックスで250gでした。
カーボンサドルとかになると200g切るサドルもありますが、通常のサドルでマウントがついて250gというのは結構優秀なんじゃないでしょうか。レールもクロモリなので衝撃吸収性も高いので、軽量でも乗り心地も良いです。
ちなみに、Merida純正携帯工具も80gくらいで結構軽く、携帯工具+サドルで330g。これまでサドル単体で330gくらいの安いサドルを使っていたので、携帯工具分(120gくらい)の軽量化ができました。
自分は仕事の関係上、どうしてもナイトライドになることが多く、携帯工具なしで走るのは怖すぎる(自転車屋さんはもう閉店してる)ので、携帯工具は必須と考えたら、カーボンサドルとも良い勝負なんじゃないかと思っています。
Merida純正
Meridaのフレームにしてから、シートポストもMerida純正のカーボンシートポストにしていたので、これでサドル関連は全てMerida純正で揃えられました。フレームも含めてトータルコストは3.5万円くらいなので、なかなかコスパは良かったかなと思います。
ただ、見た目的にはMeridaのロゴくらいしかMeridaっぽいさがないので、Meridaじゃないロードバイクの人でも全然問題ないデザインだと思います。
V-MOUNTツールボックス(DCT008)ってどんな感じ?
V-MOUNTツールボックス自体は、シリコンっぽい素材できたシンプルな作りで「これが2,750円?」と思ってしまいますが、メーカー独自のものってそんなものっちゃそんなものですよね。開発費とかもかかってますしね。
V-MOUNTツールボックスは、MERIDAの純正サドルのうち「Comp CC」「Comp SL」「Expert CC」の3種類に取り付けができるので、Expert CCでないサドルでも使えます。
シリコンでシンプルなんですが、開閉口のところは固くはめ込む仕組みになってますし、そもそも工具を入れるスペースもMerida純正の工具(DCT009)しか入らないようにギリギリの設計されています。
万が一V-MOUNTツールボックスの蓋が壊れてしまったとしても、振動で落ちることはないと思えるくらい、入れるだけでもかなりキツめです。
これだけしっかりしていれば、振動で落ちる心配はほぼ0でしょう。
Merida Expert CCサドルの微妙な点
穴あきじゃない
1時間くらいのライドなら問題ないんですが、3時間以上になるとどうしても股下が痛くなってくるので、本当は穴あきサドルがよかったんですが、Expert CCは溝タイプで穴あきではないです。そもそもMeridaの純正サドルは穴あきがないっぽいですね。
溝があるだけでもマシなんですが、溝の場所がポジションに合わないと痛くなるのでここは自分にとってはデメリットでした。
ここはウェアやポジションでうまく調整していく感じでしょうかね。
やや硬い
これは人によって好みだと思うんですが、Expert CCサドルは比較的硬めかと思います。レーシーな設計のためか、サドルの厚みが薄くてペラペラなので当然と言えば当然です。
ただ、クッション性が全くないわけではなく、むしろ見た目からするとかなりクッション感があるので個人的には問題ないんですが、クッション性が欲しい人にはむかなそうです。
Merida Expert CCは、総じて満足度の高いサドルでした。新品で5,500円という低価格も良いですし、日本でも楽天市場とかで販売されているので、海外通販とか使わないのもいいですね。
ロードバイクのサドルをアップグレードしてみたいという方で、穴あきでなくても良いという方は、手頃なので試してみる価値があるかもしれません。