リムブレーキロードをディスクロード化を検討してみた
リムブレーキロードバイクをディスクロード化するにはどんな方法があるのか、どれくらいコストがかかるのかを検討してみます。
公開日: 2022.4.19
なぜディスク化したいのか?
普段乗りには、1号車であるMomentum iWantを使っているんですが、こいつをグラベル化させたいなと思っています。グラベルといったらグラベルタイヤ、グラベルタイヤといったらPanaracerのグラベルキングですよね。
グラベルキングの中でもロードとグラベルのバランスが良いSSにしたいんですが、サイズが28Cしかない。Momentum iWantはタイヤクリアランス的に28Cはキツい(フレームに擦る)ので履けない。。。グラベルキング SKには700×26Cがありますが、これもおそらく擦りますねぇ。
と悩んでいたところ、グラベルキング SKには650B×43があることに気づきました。650Bx48が700の28Cとほぼ外径が一緒らしいので、それよりも細い650B×43ならおそらくMomentum iWantでも入ります。
ただ問題点もあって、650Bにすると、今度はリムブレーキのシューがリムに届きません。ならディスクブレーキ化すればいいか!となったわけです。
リムブレーキをディスク化する際の問題点
エンド幅と規格が違う
リムブレーキロードをディスク化するのに一番の問題が、エンド幅とクイックリリース。リムブレーキは、フロント100m・リア130mmのクイックが主流ですが、現在のディスクはフロント100mm・リア142mmのスルーアクスル。つまり、現行のロード向け・ディスクホイールが取り付けできません。
キャリパー用台座がない
次に、ディスクキャリパーの取り付け台座問題。ディスクキャリパーは、フレーム・フォークの台座に取り付けるのですが、リムブレーキ車には当然台座がありません。
ただ、ここはリアは変換アダプタがあるのでそちらを使えばOKで、フォークについてはディスクマウントがあるものに交換する形になります。
対応するホイールが少ない
先程指摘した通り、現在のロード向けディスクブレーキ用の700Cホイールは、スルーアクスルが主流なので、クイックリリースのディスクホイールは完組だと新品はないと言っても過言ではないほど。ただ、MTBのエントリーモデルはクイックの650Bのディスクホイールが多いので、650B化をすればそちらを流用できます。
コストはどれくらいかかる?
ディスク化のコストを試算してみます。
パーツ | 費用 |
---|---|
キャリパー | 5,000円くらい |
ローター | 2,500円くらい |
リアアダプタ | 3,000円くらい |
ホイール | 15,000円くらい |
フォーク | 10,000円くらい |
35,000円くらいですね。かなり微妙なラインです。
50,000円くらい出せば、中古でクリック式のディスクブレーキ・クロスバイクが手に入りますから、そっちをドロップハンドル化した方が確実です。
無理して1号車を延命させるメリットはありません。
リムブレーキ車は素直にリムブレーキで使おう
ということで、コスパが悪いのでディスクブレーキ化はやめようかなと思います。ただ、グラベル化はしたいので、色々模索してみようかと思います。
Panaracerさん、25Cのグラベルキング SS出してくれないかなぁ。