シマノのロードバイク向けコンポのグレードをMacで例えると?
いまいち違いがわかりづらいシマノのロードバイク向けコンポのグレード。自分はMacユーザーなので、わかりやすく(?)Macで例えて見ました。
公開日: 2021.9.13
DURA-ACE: Mac Pro
最上位グレードであるDURA-ACEは、Macで言えばMac Pro。
Mac Proは、最上位モデルをカスタムすると200万円以上になりますが、DURA-ACEも新商品のR9200系ではコンポセットで40万オーバー、完成車なら100万円オーバー、高級モデルでは約200万という点でも似ています。
Mac Proは完全なプログレードで、プロの動画編集や負荷のかかるプログラミングをするユーザーを前提としていますが、DURA-ACEも同様にプログレードのコンポとなっています。
こだわりのあるホビーレーサーはでもDURA-ACEを使う人はたくさんいますが、基本的にはプロ用と考えると良いでしょう。
ULTEGRA: iMac上位版
DURA-ACEにつぐ上位グレードであるULTEGRAは、MacでいうところのiMacの上位版。
Mac Proほどの処理能力はいらないけど、比較的手が出せる価格でプロに近い性能を出せるのが魅力のiMacの上位版ですが、ULTEGRAもプロユースのDURA-ACE譲りの高性能なコンポを、なるべく手軽な提供している点が似ています。
プロではないけれど、レースに出るセミプロくらいの人なら十分なコンポであるULTEGRAは、ホビーレーサーからすると憧れのグレードでもあります。
105: MacBook Pro
レースレディと呼ばれ、ホビーレーサーからも評価が高い105は、MacならMacBook Pro。
MacBook Proはプロでも十分に使える性能ではありますが、処理能力ではMac Proには及ぼない、でも価格は30万円未満という点でも一致します。フル105の完成車は20〜30万円前後が多いため、価格帯的にも似ていますね。
Mac Proを使っているプロも本格的な動画編集をする場合はMac Pro、簡単な作業ならMacBook Proと使い分けることも多いですが、ロードバイクで言えば、レースではDURA-ACE、街乗りなら105という使い分けに似ていますね。
Tiagra: iMac通常版
シマノのロード向けコンポでは、ホビーグレードの最上位である位Tiagraは、Macで言えばiMacの通常盤。
ホビーユーザーが使うには十分なコンポですが、プロが使うには物足りないのがTiagraですが、iMacの通常版も同様。本格的に使う人はMacBook ProかiMacの上位版を選びますし、プロユースならMac Proでしょう。
普及グレードの上位版に位置していますが、やや微妙な立ち位置になってしまっている点が、デスクトップのミドルグレードとして人気の高いiMacとの違いでしょうか。
SORA: Mac mini
シマノのロード向けエントリーグレードであるSORAは、Macで言えばMac mini。入門として少しだけ性能が良いという点が、Mac miniと同じです。
105には及ぼないけど、格安のCLARISよりかは少し性能が良く、価格も10万円台前半くらいで手に入るため、ちょっと奮発して初めてのロードバイクを買った人のコンポがSORAだったということが多いでしょう。
普段使いには十分な性能ですが、本格的に使い始めるともっと上(MacならiMac、ロードなら105など)が欲しくなってしまう、エントリーな感じも似ていますね。
CLARIS: Macbook Air
格安ロードバイクによく採用されるシマノのお手頃価格グレードであるCLARISは、Macで言えばMacBook Air。コスパが高くて普通に使える万能さも似ています。
格安ロードバイクや、最近ではスポーツタイプの電動アシスト自転車でもCLARISが採用されているため、街中でよく見かけるあたりも、スタバなどで被りがちなMacBook Airとそっくり。
「MacBook Airで十分」「CLARISで十分」というコスパ重視のユーザーに大きな支持を得ているあたりも似ていますね。