ロードバイクのツールボトル運用をアップデートした話
ロードバイクのタイヤをチューブラーにしたことで、必要なツールが変わったのでのツールボトル運用をアップデートしました。どうやって考えたかをまとめました。
公開日: 2022.5.9
タイヤのチューブラー化で必要なツールが変わった
カーボンリムホイールに変えた際に、タイヤタイプをチューブラーにしたため、チューブの携帯が不要になった他、エクステンダーに対応したポンプが必要だったりと、必要なツールが変わったためツールボトルの中身を大幅に見直しました。
以前に記事にも書いたんですが、チューブラーの場合、タンク用にスペアタイヤを携帯する必要があるのですが、出先でのタイヤ交換の不自由さを考えると、自分の場合は基本は持ち運ばず「パンクしたらそのまま帰ってくる」運用にしました。ロングライドの時だけ、リュックにスペアタイヤを入れる形です。
タイヤが不要であれば、チューブラーは実は荷物を減らすことができるとわかりました。
基本的な考え
普段使いのパンク時は、そもそもシーラントを充填して基礎対策をし、最悪の場合は駅まで歩いて輪行で帰宅するスタイルにしました。ロングライドの場合は、駅まで10km以上離れてたり、タクシーが捕まらなかったりすることが普通にあるので、スペアタイヤを持ち歩きます。
という前提で、ツールボトルは「緊急時以外は開けない」というのが前提で運用します。
想定するメカ系緊急事態は、
- チェーントラブル
- タイヤトラブル
- ミッション系トラブル
の3点です。
チェーントラブルのための工具
ロードバイクのチェーントラブルは出先ではレアケースではあるんですが、トラブルがあると完全に走行不能になるため、最低限の対処ができるようにします。
まずはクイックリンク(シマノ SM-CN900-11)の予備を携帯。チェーンが切れた際にもなんとかなるように、携帯工具にチェーンカッターが付属したものを用意しました。
これで万が一クイックリンクが破損したらそのまま交換、他のチェーンが切れたらそこだけカットしてクイックリンクで接続、で対処します。クイックリンクは専用工具なしでも裏技で脱着ができます。
タイヤトラブルのための工具
タイヤトラブルはチューブラーになったことでパンクで走行不能になるリスクはそこそこ軽減されていて、さらにシーラントを充填することで、ピンホールくらいのパンクならシーラントが対応してくれます。
ということで、携帯するのは基本はCO2ボンベとインフレータのみ。パンクしたらCO2でエアを入れて近場まで走ります。距離的に自宅まで帰れたら帰るし、帰れないなら駅まで走って輪行します。
ロングライドの時は、タイヤレバーとリムセメント、スペアタイヤをセットで持っていきます。こちらはツールボトルには入らないので、リュックに背負うかサドルバッグですね。ロングライドならサドルバッグでも良いのかもしれません。
あとはクイックショットを携帯するとより安心ですが、ツールボトルには入りませんね。
ミッション系トラブルのための工具
ここは基本的にはしっかりと整備していればトラブルは少ないというか、たまに変速不調になっても工具なしで調整ができるので、あまり想定はしていません。一応、コンポに対応する全てのサイズの六角レンチが入った携帯ツールを持っていきます。
対応の幅を広げる
ここまで、ツールボトルに入れるのは、
- CO2ボンベ
- インフレーター
- 携帯ツール
だけの超軽量になっているので、ここから基本トラブルから応用トラブルへ対応幅を広げます。
まず、エマージェンシーキットを拡充させます。
- 頭痛薬
- 絆創膏
- 風邪薬
- サロンパス
をセットにして、ジップロックに入れてツールボトルに入れます。
これでケガ・体調不良系のトラブルにも対応できます。
続いて、寒暖差の対応のために、軽量のウィンドブレーカーをツールボトルに入れておきます。万が一の際に、お店などに入っていけるようにマスクの予備も入れておきます。
それでも対処できない時のために
ここまでで、チューブラータイヤのパンク以外のほとんどのトラブルに対応できるようになっていますが、それでも対処できないこともあります。
そうした時のために、片道10kmを超えるライドの時は輪行袋をサドル下に入れます。これで、タクシーや電車で帰宅することができます。ロングライドの時はタイヤスペアと修理セットも携帯するので、その場で修理できるかどうかで判断する形にします。これで、ほとんどのトラブルに対処できます。
という感じで、ロードバイクのツールボトル運用の話でした。
ツールボトルに何を入れるかって意外とその人の趣向というか考え方が出ますよね。何かの参考になれば幸いです。