入門ロードバイクのアップグレードパーツ
ロードバイクをもっと走りやすく、もっと速くしたいと思った時に、交換するパーツとしては、
- STIレバー
- ステム
- ハンドル
- ブレーキ
- サドル
- サドルポスト
- ホイール
- タイヤ
- ディレーラー
- クランク
- ペダル
あたりが上がってくるかと思います。
このうち、入門ロードバイクで交換すると効果が高くコスパが良いものをピックアップしてみます。
コスパが高いアップグレードパーツ
軽量化したいならホイール
軽量化したいのあれば「重いパーツ」を軽いパーツに変更するのがベストです。
ロードバイクの車体のうち、重量に大きな影響があるのが、
- フレーム(車体の20%ほど)
- フォーク(車体の10%ほど)
- ホイール(車体の20%ほど)
の3つです。このうち、フレームとフォークは交換するコストも高く、パーツを全部バラして組み上げるので手間もかかります。
一方で、ホイールについては、交換が比較的容易であるにも関わらず、全体の重量に占める割合が大きいパーツなので、交換によって軽量化がしやすいパーツです。
入門モデルの場合、前後合わせて2kgくらいのホイールが付いていることが多いので、ここを各200g軽いホイールに交換すれば、車体が400g軽量化できます。100gの軽量化で1万円かかると言われているロードバイクにおいて、かなりコスパが良い軽量化になります。また、走り心地もよくなります。
ホイールは高いものは10万円くらいから安いものは2万円ほどまでピンキリですが、予算と重量に合わせてコスパが良いものを選びましょう。
乗り心地ならタイヤとシート周り
走り出しや衝撃吸収などの乗り心地ならを改善したいなら、比較的簡単に交換ができるタイヤとシート周りの交換がコスパが高くなります。
シートは、サドルとシートポストの交換になりますが、1万円ほどでカーボン化もできて軽量化にも繋がります。
タイヤはグレードアップすることで走り出しが快適になり、かつ耐パンクタイヤにすればパンクを防ぐこともできます。
とりあえず手軽にならペダル
入門ロードバイクの場合、シティサイクルと同じ簡易なフラットペダルが付いていることが多いですが、ここを2〜3,000円ほどの上位モデルに交換すると、回転がスムーズになって走り心地がよくなります。
効果も工具があれば誰でも簡単にできるので、手が出しやすいアップグレードパーツです。また、100gほどですが軽量化もできます。
コスパが高くないアップグレードパーツ
コンポーネント周り
ロードバイクのアップグレードというと、STIレバーやディレーラーなどの交換がネットではよく紹介されていますが、コンポーネント周りの交換は、入門モデルの場合は互換性を合わせると「ほぼ全部取り替え」になることが多く、その割に初心者には変化がわかりづらいパーツでもあるのでコスパはあまりよくありません。
入門ロードであれば、シマノのTourneyかClarisを搭載していることが多いですが、ここから上位にグレードをあげると、ギア枚数が変わるためSTIレバーも含めてほぼ全部取り替えになります。
ギアに不満があるのであれば良いですが、走り心地や軽量化にはあまり影響がないパーツなので、コスパは高くありません。
ハンドル周り
ハンドル周りも比較的交換しやすいパーツではありますが、軽量化の効果がシートほど高くなく、かつバラすパーツが増えるため、入門ロードバイクの初歩の交換パーツとしてはコスパが高くありません。