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MacのTime MachineのドライブにはUSBメモリやSDカードは避けよう

MacのTime machineのドライブにはUSBドライブやSDカードを使うのは避けようと言うお話です。

公開日: 2021.7.6

意外と融通が効くTime Machine

MacのTime Machineは、内蔵ドライブでなくても外部ドライブでも利用可能で、USBハードディスクだけでなく、USBメモリやSDカードでも使えます。

USBメモリやSDカードは値段が手頃で使っていないものが結構あるので、手軽に始めると言う意味では選びたくなります(筆者がそのパターン)。しかし、頻繁に大量の読み書きをする前提でないUSBメモリやSDカードをTime Machineのドライブに指定すると、悲劇が待っています。。。

ドライブには読み書き回数が決まっている

USBメモリなどは頻繁にデータの書き換えをする用途で使うことが少ないため、ドライブの寿命を気にすることは少ないですが、メモリである以上寿命はあります。

フラッシュメモリは、メモリタイプごとに寿命が違っていて、

  • SLC:10万回程度
  • MLC:13万回程度
  • TLC:1000回程度

と言われているそうです。この書き換えはメモリセルごとの寿命なので、シンプルに考えると「容量 x 回数 = 寿命書き換えGB」という形になります。つまり、書き換え回数が多いと早く寿命を迎えます。

一方で、バックアップの定番であるHDDは書き換え回数ではなくおおよそ3万時間ほどと言われているため、書き換え回数が多い場合はUSBメモリなどよりも寿命が長くなります。

ある日突然やってくるUSBメモリの寿命

バッテリーなどは、macOSに内部診断機能が機能があるので「そろそろバッテリーの交換時期です」とお知らせしてくれますが、USBメモリの寿命は突然やってきます。

最初は書き込みエラーが起こったり、マウントができないなどの不具合が出ることもありますが、Time Machineで使う場合は刺しっぱなしのことが多いので、そうした不具合には気づかないことが多いです。

そしてある日突然寿命を向けて、マウントが外れて気づくとなります。

Time Machineにベストなのは外付けHDD

そうしたことを踏まえると、Time Machineのバックアップ先ドライブとして最適なのは外付けと言えます。システムのSSDを使っても良いですが、SSDが壊れた時にTime Machineからデータを救出できないのでバックアップとしては弱いでしょう。

外付けHDDであれば、壊れたとしても新しいHDDに交換して再度バックアップを取れば、起動システムには影響もないですし、安心です。