ロードバイク

クロスバイク用に子供乗せキャリアを買った話

普段乗り用のクロスバイク用に子供乗せキャリアを買ったので、調べてわかった子供乗せキャリアの種類や、選んだ際の基準をまとめました。

公開日: 2020.12.7

子供乗せ・チャイルドキャリアはママチャリ向けがほとんど

普段用途ではクロスバイクを使っています。これまでは子供が小さかったので、抱っこ紐でおんぶしていたのですが、大きくなってきて窮屈なのでキャリアを買うことにしました。

いざ、クロスバイクに合うキャリアを探してみると、自転車用の子供乗せ・チャイルドキャリアのほとんどがママチャリなどのシティサイクル向けに作られていることがわかります。

まあ普通に考えたら、日本ではスポーツバイクユーザーよりもママチャリユーザーの方が多いわけですから、そこからさらに「子供を自転車に乗せて走りたい」というわずかなユーザーを考えたら、スポーツバイクには対応してないのは当たり前ですね。

安全性を考えたら3点支点のキャリアが良い

実際に自転車用の子供乗せ・チャイルドキャリアを探してみると、

  • U字型ハンドルの間に乗せるタイプ
  • ハンドルにクリップして乗せるタイプ
  • リアの荷台に乗せるタイプ

の3種類があります。

日本で買える製品の半分は「自転車のリアの荷台に乗せるタイプ」で、「U字型ハンドルの間に乗せるタイプ」はメーカーの標準品がほとんどでした。自転車のハンドルにクリップして乗せるタイプはごくわずかですね。

安全性を考えたら、子供の体重を3点支点で支えるのが良いので、必然的にこの方式になるのでしょう。

よくわからない外国メーカー製は怖い

一部、ロードバイクやクロスバイクのトップチューブに乗せるタイプの自転車用チャイルドキャリアもありましたが、トップチューブだけだとほぼ2点支点なので、耐久性が不安です。

しかも、よくわからない外国メーカー製は、製品としての精度もそうですが、設計が大丈夫なのかもわからなくて怖いです。

あと、外国メーカー製は「とりあえず子供が乗れる」だけで安全性を考えていないのか、シートにベルトがなかったり、ベルトがあっても横だけの簡易ベルトだったりしてかなり不安です。

買ったキャリア

ということで、これまで見てきたポイントで絞り込みをすると、

  • クロスバイクはリアの荷台がないので、リアタイプはNG
  • クロスバイクのトップチューブの高さからU字は運転が危険

ということで、「ハンドルにクリップして乗せるタイプ」一択になりました。

本当は、リアキャリアの方が子供が大きくなっても乗れるのですが、クロスバイクには荷台用のダボ穴が空いてないので、シートポストで支えるタイプしかありません。このタイプは対価重量80kgとかの製品がありますが、チャイルドキャリアに対応できるかが不安なのでパスしました。

前のせ方が何かあった時に子供を支えられるというのもあります。

買ったのは、「OGK フロント子供のせ FBC-003S2」です。Amazonで2,579円。安いですね。

OGK フロント子供のせ FBC-003S2

この前のせキャリアは対象が24-27型のシティ車となっていて、クロスバイクは700Cなので27インチに近いのでサイズ的にはOK。

あとは、取り付けが出来るかですが、自分のクロスバイクはコラム・ステムの構造が一般的なロードバイク向けのフォークから生えてくるコラム・アヘッド構造ではなく、JIS規格のスワン型スレッドステムだったので、これをコラム長が長く、ヘッドが短いものに変更しました。

GIZA PRODUCTS(ギザプロダクツ) スレッドステム 黒 25.4 mm HBN10301

ハンドル口径も25.4mmでジャストサイズだったので、スレッドステムだけの交換でハンドルバーはそのまま使えます。

他の製品でカラム長が200mmというのもあったのですが、OGK フロント子供のせ FBC-003S2の場合は、ハンドルでクリップして、カラムで前後の動きをホールドする仕様で、わざわざ公式ページにカラム口径の指定までしているので、

コンパクトな軽量フロントベビーシート。2点シートベルトでズリ落ちを防止。乗車対象は、1歳以上から4歳までの100cm、または15kg以下の子ども。24~27型の自転車に設置することができる。ハンドルポストの直径は22.2mm。

長さが足りなくてヘッドチューブにかかると面倒なので、長めにしました。


ということで、次回は実際にクロスバイクにOGK フロント子供のせ FBC-003S2を取り付けたことを書いていきます。